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2015-01-24 17:44    ダミエグラフィットポルトフォイユブラザ
 横だおしに転がりながら叫んだ小松の声が終らぬうちに、積み残したダイナマイトが火を吹いた。火柱が天を焦がし、爆風を喰った斎藤組の男たちは、颱風《たいふう》にあおられた稲穂のように横倒しになった。  満身に打撲傷を負った生き残りの十二、三人の男は、悲鳴とも喊声ともつかぬ絶叫をあげながら、小松を先頭に機銃弾のカーテンをかいくぐって建物に殺到し、ダイナマイトを叩き込み、炎と煙に包まれた部屋々々を所かまわず拳銃で射ちまくった。  突然、ワーッと鬨《かちどき》の声をあげて、地下の武器庫から新手の男達が跳び出して来た。狭く細長い廊下は、火煙と硝煙がたちこめ、鼓膜が破れそうな銃声と悲鳴が入り交った。  小松は左手に握ったブローニングの弾倉を射ちつくし、折り重なった死体の蔭に身を伏せて、慌《あわ》ててポケットの弾倉をさぐったが、背後から味方の射ったそれ弾に当ってガクンと首を反らして崩れ落ちた。パニックに陥った両軍は、ろくろく狙いも定めずに引き金をひき続け、相手に倒されたり、同士討ちしてほとんどの者が死傷を受けた。  一方、裏口に廻った斎藤組の男達は、何の抵抗もなく、出口の門と塀を爆破していた。フォードのフードとトランクの後ろに身を潜めた四人の男達は、小銃の狙いを裏の出口につけている。車体には燃えさかる建物の照り返しが赤々と映り、男達の頬を血をなすりつけたように染めている。  建物の中の銃声が途絶え、吹っ飛ばされた裏門の奥から弱々しい声が漏れてきた。 「参った! 出ていくから射つな!」 「貴様は誰だ?」  車の後ろで、ひょろ長い栗本が叫び返した。 「大幹部の堀だ。貴様らには、“ヤッパの安”と言ったら分りがいいだろう……仲間《だ ち》が二人残っている」 「よし、大人しく出てこい。三人とも横に並んで、両手を高くあげて出てくるんだ」  銃を構えた栗本が叫んだ。  裏戸口から、焦げた袖に包まれた両手を高々と差し上げ、爛《ただ》れた目を半眼に開いて、三人の男が、夢遊病者のようによろめき出た。千切れた服はくすぶり、顔は火ぶくれし、髪と眉が白っぽく焼けてチリチリに縮れている。フォードの後ろの男達は、物凄い笑いを唇に浮べて車の前に廻った。 「地獄にでも行きやがれ!」  罵《ののし》った栗本が安にむけてレミントン小銃の引き金をひくと共に、歯をむき出した左右の男達も続けざまに発砲した。  安たち三人が、胸や腹をブチ抜かれて後方にすっ飛んだ時、カタカタッと乾いた連続音をたてて、建物の屋上から再び重機関銃が吠えはじめた。栗本たちは悲鳴をあげ、小銃を放り出して地べたに転がった。その体からパッパッパッと千切れた服地が舞い上る。  炎に包まれた屋上では、体中を火傷《やけど》した傭《やと》われ射手が唯一人、蜂の巣となった死体を狙って、三脚に乗せたヴィッカース式重機弾を叩き込んでいた。ラジエーターの水はゴボゴボと沸き返り、保弾帯が左から右へ、コンベアーのように流れ、空薬莢が山積みになり、悪鬼のような形相の射手の目はもう人間の目ではなかった。  この時やっと、遠くからとり巻いてなすことなく惨劇を見守っていたパトカーや消防車の群れが、勇ましくサイレンを鳴らして跳び込んで来た。火炎に包まれた建物が轟音をたてて崩れ、オレンジ色の火の粉と赤黒い燃えかすが夜空を焦がして舞い狂った。